ステンレスは、強度と耐食性に優れた美しい金属です

ステンレスは、鉄やアルミニウムより耐食性にすぐれた美しい素材です。

鏡のように磨けば、落ちついた深みのある輝きになり、
つや消しをすれば、サラリと乾いた雰囲気になります。

これらはステンレス本来の色味です。
メッキや塗装のように剥がれたり退色することはありません。

ステンレスが錆びる原因

ステンレスは非常に錆びにくい素材です。

とはいうものの海辺で雨ざらしのままになっているなど、使用条件や環境によっては汚れることもあります。

付着物による“もらいサビ”を受けることもあります。

その原因は

  • 潮風に含まれる塩分によるもの
  • 風にのって飛んでくる、砂、ホコリ、鉄分などによるもの

などがあげられます。

ステンレスの美しさを長く楽しんでいただくために

ステンレスの美しさを長く楽しんでいただくためには、定期的なお手入れが大切です。
少しだけお手入れをしていただければと思います。

基本的には、水ぶきの後、やわらかい布でからぶきするだけで本来の光沢は保てます。

汚れとお手入れ方法

お手入れの注意

  • いずれの場合も、必ず十分に水ぶきをして、薬品などが残らないようにしてください。 薬品などが残っているとサビの原因や変質の原因になることがあります。
  • あらかじめ部分的に“ためしぶき”をして、汚れやサビの落ち具合を確認してください。
  • スポンジ、ブラシなどはできるだけやわらかいものをご使用ください。
  • 目のあらいクレンザー、紙やすり、スチールウールなどの使用はさけてください。

◆軽い汚れ(手あか、コマセ、魚の血など)

やわらかい布で水拭きしたあと、水分が残らないようにから拭きしてください。

◆油汚れ

中性洗剤で洗い、水で洗剤をよく洗い流してください。
そのあと水分が残らないようにから拭きしてください。

◆ひどい油汚れなど、落ちにくい汚れ

やわらかい布にアルコール、ベンジン、アセトン、シンナーなど、
有機溶剤を含ませて拭いてください。

<<ご注意ください>>
ステンレス以外の樹脂・プラスチックに有機溶剤が付着すると溶けたり変色します。
作業の際は十分ご注意ください。

◆点々としたサビ(もらいサビ)

潮風や風に乗って飛んできた鉄粉が付着してサビがでることがあります。
俗にいう「もらいサビ」です。

早い時期なら簡単に除去でき、きれいな表面状態にもどります。

やわらかい布にステンレス用のコンパウンドをつけて磨いてください。